明るく、楽しく、嫌らしく。 難しい事は易しく。 重い話題は軽くさばきます。 syn3の私的覚書きです。
お金の裏付けはどこにある?
2008年06月19日(木) 17:57
江戸時代に流通していた小判では、小判自体に金が入っていた。 つまり、価値ある金が一定量含まれることで流通する貨幣そのものに価値が有った。 古代から存在する、金貨や銀貨。 または、その他の銅貨なども皆同じでそのもの自体に価値が有った。

その後、明治になると金本位制(実際には兌換紙幣 だかんしへい)がとられることになった。 まあ、基本的には紙幣の価値を金(や銀)が裏打ちしていた訳です。

ところが、、1929年の世界恐慌の時に、金の保有量しか紙幣が発行できない金本位制では、政府が必要な際に紙幣を発行できず、そのため公共事業などができず、不況を悪化させることがわかり、各国で金本位制を廃止し、管理通貨制度へ移行した。

つまり、大量にお金の流動性を確保したい(限られた紙幣の流通ではお金が足らず、物々交換やるしかない。)と言うのはこまるので金の裏付けを外して紙幣を発行出来るようにした。




○ここで、問題です。 日銀はお金、たとえば一万円札を好きなだけ発行する事ができるでしょうか?


●正直、好きなだけお金を発行できると勘違いしている人は多いんですよね。 と言うか、評論家の中にもいる。 大前氏などもそう思っているような発言をしているし。





できませんて。 そんなこと。(笑い)






え〜。では実際のお金の発行がどうなっているかというとですね。 日銀が公表している、「日本銀行勘定」を見てもらいましょう。

日本銀行勘定
http://www.boj.or.jp/theme/research/stat/boj/bojac/index.htm

と、いってもこれCSV形式なので一旦テキストに落としてから、エクセルなんかにインポートして見ないと見づらい。 Excelをそのまま公開しようとしたんですけど、このBlogではアップロードできないので必要な部分だけを残して画像としてアップしたのが、下の画像です。







これが日銀勘定。つまり日銀のバランスシートです。企業が決算発表で公表するB/Lというヤツです。 簡単に言えば、資産と負債が釣り合っていることを示す表です。

08年5月で、資産では金が4,412億、国債が69兆、外貨が5.4兆。 そして合計が110兆となっている。 負債では発行銀行券が75.6兆円、資本金が一億円などとなっています。

この「発行銀行券」と言うのが我々が使っているお札などの「お金」の事です。 日銀においても企業同様に、バランスシートの左右。つまり資本と負債はバランスしている必要があるので、持っている資産以上にお金の発行が出来ないことを理解頂けたでしょうか?

付け加えれば、バランスシートを見て分かるようにお金を発行する裏付けとなっている大半は国債と言うことです。「金」はほんのわずかですね。 これが非常に大きな意味を持つのですが、そのことについてはまた今度にします。 まあ、少し考えて下さい。



注)画像では多くの項目を削除しているので各項目をたしても合計にはなりませんのであしからず。 正確には上記のURLから日銀勘定をダウンロードして確認下さい。
なるほど〜
勉強になるな〜。

しかし、自分たちが持ってる国債分のお金が流通してるわけだから、そのお金が上手く利用されないと国債が下落しちゃいそう。

大丈夫なんかな〜
国債の下落は
つまり、貨幣の下落となるわけです。 
その辺が分かっていない人が多いですが。
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